Apple Watchを出先で充電したいとき、気になるのが「あと何分で使えるようになる?」ということではないでしょうか。
Apple Watchの高速充電は、モデルによって0%から80%までの時間が異なります。
たとえば、Series 10以降なら約30分、Series 7〜9やSE 3なら約45分が目安です。
ただし、これはApple Watch本体だけで決まるものではありません。
高速充電に対応したApple Watch、対応ケーブル、条件を満たしたUSB-C電源が必要です。
「モバイルバッテリーなら何でも使える?」
「20W以上を選べば速くなる?」
「自分のApple Watchは何分で充電できる?」
この記事では、Apple Watchのモデル別の充電時間から、モバイルバッテリーで高速充電するための条件、必要なケーブルやUSB-PD、充電が遅いときの確認ポイントまでまとめています。
まずは、自分のApple Watchが0%から80%まで何分かかるのかを確認してみてください。
Apple Watchの充電時間は何分?モデル別に一覧で確認
Apple Watchの高速充電は、モデルによってかかる時間が異なります。
Apple公式が案内しているのは、0%から80%までの充電時間です。
- Series 10以降:約30分
- Series 7〜9:約45分
- SE 3:約45分
- Ultra 3以降:約45分
- Ultra・Ultra 2:約1時間
それぞれのモデルについて、もう少し詳しく見ていきます。
Series 10以降は約30分
Apple Watch Series 10以降は、0%から80%まで約30分が高速充電の目安です。
対象となるのは、Series 10、Series 11、Series 12です。
Series 10以降を使っていて、出かける前に充電が少なくなっている場合でも、短時間で残量を大きく回復させやすいモデルです。
Series 7〜9・SE 3は約45分
Apple Watch Series 7、Series 8、Series 9は、0%から80%まで約45分が高速充電の目安です。
Apple Watch SE 3も、0%から80%まで約45分で高速充電できます。
ただし、SEは世代によって対応状況が異なります。
SE 3は高速充電に対応していますが、SE第1世代・第2世代は対応していません。
Ultra 3以降は約45分
Apple Watch Ultra 3以降は、0%から80%まで約45分が高速充電の目安です。
Ultraシリーズを使っている場合は、世代によって充電時間が異なるため、自分のモデルを確認しておきましょう。
Ultra・Ultra 2は約1時間
Apple Watch UltraとUltra 2は、0%から80%まで約1時間が高速充電の目安です。
Ultra 3以降の約45分より時間はかかりますが、こちらも高速充電に対応しています。
なお、ここで紹介した時間は、Apple公式の条件による高速充電の目安です。
実際の充電時間は、使用する電源や設定、充電開始時のバッテリー残量、Apple Watchの使用状況、周囲の温度などによって変わります。
「約30分」「約45分」「約1時間」は、どの環境でも必ず同じ時間になるという意味ではありません。
また、これらは100%までの時間ではなく、0%から80%までの時間です。
Apple Watchはモバイルバッテリーで急速充電できる?
はい。条件を満たしたモバイルバッテリーを使えば、Apple Watchの高速充電に利用できます。
ただし、モバイルバッテリーなら何でもいいわけではありません。
Apple公式では、他社製の電源について、5W以上のUSB-PDに対応したUSB-C電源が高速充電の条件として案内されています。
そのため、モバイルバッテリーを使う場合も、USB-CポートとUSB-PDへの対応を確認する必要があります。
また、モバイルバッテリー側の条件だけを満たせばいいわけではありません。
モバイルバッテリーなら何でもいいわけではない
Apple Watchを高速充電するには、対応したApple Watch本体、対応ケーブル、条件を満たした電源の3つが必要です。
そのため、USB-Cポートが付いているだけでは十分とはいえません。
モバイルバッテリーを選ぶときは、まず次の3点を確認しましょう。
- USB-Cポートから給電できる
- USB-PDに対応している
- 5W以上の出力に対応している
なお、Apple公式が案内しているのは「電源」の条件です。
Appleがモバイルバッテリーという製品カテゴリ全般を、高速充電対応として保証しているわけではありません。
そのため、「モバイルバッテリーなら何でも高速充電できる」と考えるのではなく、Appleが案内する電源条件を満たしているかを確認するのが確実です。
高速充電は「20W以上」なら必ず速いわけではない
「じゃあ、20W以上のモバイルバッテリーを選べばいいの?」と思うかもしれません。
ここは少し注意が必要です。
20W以上でなければ高速充電できない、というわけではありません。
Apple公式の高速充電の測定では、Apple 20W USB-C電源アダプタが使われています。
一方で、他社製の電源については、5W以上のUSB-PD対応USB-C電源が条件として案内されています。
つまり、20Wという数字は高速充電に必要な最低出力ではなく、Apple公式の測定条件として使われている出力です。
また、30Wや45Wなど、より大きな最大出力に対応したモバイルバッテリーを選んだからといって、Apple Watchがその分だけ速く充電されるわけではありません。
Apple公式ではApple Watchの実際の受電W数は示されていないため、「何Wなら最速になる」と最大出力の数字だけで判断することはできません。
急速充電と高速充電はどう違う?
Apple Watchについて調べていると、「急速充電」と「高速充電」という2つの表現を見かけます。
この記事では、検索するときに使われることの多い「急速充電」も含めて、Apple公式の表記である「高速充電」を使います。
Apple公式がApple Watchについて案内している表現は「高速充電」です。
そのため、この記事でいう「急速充電」と「高速充電」は、別々の充電方式を比較しているわけではありません。
Apple Watchの高速充電について確認するときは、対応モデル・対応ケーブル・USB-PD対応USB-C電源の3つを確認することが大切です。
Apple Watchを高速充電する3つの条件
Apple Watchを高速充電するには、モバイルバッテリーの出力だけを確認すればいいわけではありません。
Apple Watch本体・充電ケーブル・電源の3つが、高速充電の条件を満たしている必要があります。
どれか1つでも対応していなければ、高速充電にならない可能性があります。
1.Apple Watch本体が高速充電に対応している
まず確認したいのが、使っているApple Watchのモデルです。
高速充電に対応しているのは、Apple Watch Series 7以降、Apple Watch SE 3、Apple Watch Ultra以降です。
一方、Apple Watch SE第1世代・第2世代やSeries 6以前は高速充電に対応していません。
そのため、対応していないモデルに高速充電対応のケーブルやモバイルバッテリーを組み合わせても、高速充電にはなりません。
自分のApple Watchの世代がわからない場合は、まずモデル名を確認しておきましょう。
2.高速充電対応のケーブルを使う
Apple Watch本体が高速充電に対応していても、ケーブルが対応していなければ高速充電はできません。
Apple公式では、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブルなどの高速充電対応ケーブルが案内されています。
ここで注意したいのが、Apple Watchの充電ケーブルなら何でも同じというわけではないことです。
高速充電をしたい場合は、「高速充電対応」のケーブルかどうかを確認してください。
特にモバイルバッテリーを使う場合は、ケーブルのUSB-C側をモバイルバッテリーのUSB-Cポートに接続できるかも確認しておきましょう。
3.5W以上のUSB-PD対応USB-C電源を使う
最後が電源です。
Apple公式では、他社製の電源について、5W以上のUSB-PD対応USB-C電源が高速充電の条件として案内されています。
モバイルバッテリーを使う場合も、USB-CポートがUSB-PDに対応しているかを確認しましょう。
ここで「20W以上じゃないとダメなのでは?」と思うかもしれませんが、20Wは高速充電に必要な最低出力という意味ではありません。
Apple公式の高速充電テストではApple 20W USB-C電源アダプタが使われていますが、他社製電源については5W以上のUSB-PD対応USB-C電源が条件として案内されています。
つまり、モバイルバッテリーを選ぶときは、最大出力の数字だけを見るのではなく、USB-CとUSB-PDに対応しているかを確認することが重要です。
ここまでの3つをまとめると、Apple Watchの高速充電には次の条件が必要です。
- 高速充電対応のApple Watch
- 高速充電対応のケーブル
- 5W以上のUSB-PD対応USB-C電源
この3つが揃っているかを確認すれば、自分の環境で高速充電できるか判断しやすくなります。
Apple Watch用モバイルバッテリーは何Wを選べばいい?
Apple Watch用のモバイルバッテリーを選ぶときは、最大出力の数字だけを見る必要はありません。
まず確認したいのは、USB-C出力、USB-PD対応、5W以上の出力の3点です。
「20W以上なら安心」と考える前に、モバイルバッテリーの仕様を確認しましょう。
5W以上のUSB-PD対応USB-C出力を確認する
Apple公式では、他社製の電源について、5W以上のUSB-PD対応USB-C電源が高速充電の条件として案内されています。
そのため、モバイルバッテリーを選ぶときは、製品ページやパッケージで次の項目を確認してください。
- USB-C出力に対応している
- USB-PDに対応している
- 5W以上の出力に対応している
USB-Cポートが付いていても、USB-PDに対応しているとは限りません。
「USB-Cだから大丈夫」と決めつけず、USB-PD対応の表記まで確認することが大切です。
20W以上を選ぶ必要はある?
Apple Watchの高速充電だけを目的にするなら、20W以上が必須というわけではありません。
Apple公式の高速充電テストでは、Apple 20W USB-C電源アダプタが使われています。
ただし、これは「20W以上でなければ高速充電できない」という意味ではありません。
他社製の電源についてAppleが案内している条件は、5W以上のUSB-PD対応USB-C電源です。
そのため、「Apple Watchを高速充電したいから20W以上のモバイルバッテリーを必ず買う」という選び方をする必要はありません。
まずは、USB-C・USB-PD・5W以上という条件を満たしているかを確認しましょう。
出力W数が大きいほどApple Watchの充電が速くなる?
モバイルバッテリーの最大出力が大きいほど、Apple Watchの充電が速くなるとは限りません。
たとえば、30Wや45Wなどの大きな最大出力に対応したモバイルバッテリーを選んでも、Apple Watchがその出力をそのまま受け取って充電するわけではありません。
Apple公式の案内でも、Apple Watchが高速充電時に実際に何Wで充電されるのかという数値までは示されていません。
そのため、「30Wだから20Wより必ず速い」「45Wならもっと速い」と最大出力だけで判断することはできません。
Apple Watch用として選ぶなら、まずは最大出力の大きさよりも、USB-C・USB-PD・5W以上という条件を確認するほうが重要です。
低電流モード対応は必要?
モバイルバッテリーの中には、Apple Watchのような小型機器への給電を想定した低電流モードを搭載している製品があります。
これは、Apple Watchへの高速充電に必要な条件とは別の話です。
低電流モードに対応しているから高速充電できる、というわけではありません。
一方で、モバイルバッテリー側が小電力機器への給電に対応していると、Apple Watchを接続したときに給電が停止するような問題を避けやすくなる場合があります。
そのため、Apple Watchと一緒にモバイルバッテリーを使う予定なら、高速充電の条件とは分けて、低電流モードや小電力機器への対応も確認しておくと安心です。
モバイルバッテリー選びで迷ったら、まずは「何Wか」だけを見るのではなく、USB-C出力・USB-PD対応・5W以上を確認しましょう。
Apple Watchの充電が遅いときに確認すること
Apple Watchが思ったより速く充電されないときは、モバイルバッテリーのW数だけを確認しても原因がわからないことがあります。
Apple Watch本体・充電ケーブル・電源・充電環境を順番に確認してみましょう。
Apple Watchのモデルを確認する
まずは、使っているApple Watchが高速充電に対応しているか確認してください。
高速充電に対応しているのは、Apple Watch Series 7以降、Apple Watch SE 3、Apple Watch Ultra以降です。
一方、SE第1世代・第2世代やSeries 6以前は高速充電に対応していません。
高速充電に対応していないモデルなら、対応ケーブルやUSB-PD対応のモバイルバッテリーを使っても、高速充電にはなりません。
「前はもっと速く充電できた気がする」という場合も、まず自分のApple Watchのモデルを確認しておきましょう。
充電ケーブルが高速充電に対応しているか確認する
Apple Watch本体が高速充電に対応していても、ケーブルが対応していなければ高速充電はできません。
Apple公式では、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブルなどの高速充電対応ケーブルが案内されています。
そのため、ケーブルを確認するときは、単に「Apple Watchを充電できるか」ではなく、高速充電に対応しているかを確認してください。
モバイルバッテリーを使っている場合は、ケーブルのUSB-C側をモバイルバッテリーのUSB-C出力に接続できているかも確認しましょう。
モバイルバッテリーのUSB-PD対応を確認する
次に確認したいのが、モバイルバッテリー側の電源条件です。
Apple公式では、他社製の電源について、5W以上のUSB-PD対応USB-C電源が高速充電の条件として案内されています。
そのため、モバイルバッテリーの仕様に「USB-PD対応」と記載されているか確認してください。
USB-Cポートが付いていても、USB-PDに対応しているとは限りません。
また、「20W」と書かれていることだけを見て判断するのも避けましょう。
USB-C・USB-PD・5W以上という条件を満たしているかを確認することが大切です。
充電中の使用・温度・環境を確認する
高速充電の条件を満たしていても、実際の充電時間は常に同じとは限りません。
Apple Watchの充電時間は、充電開始時のバッテリー残量、使用状況、設定、周囲の温度などによって変わります。
充電中もApple Watchを操作している場合は、充電に使われる電力との兼ね合いで、残量の増え方が小さく感じられることがあります。
また、極端に暑い場所や寒い場所では、充電速度に影響する可能性があります。
「30分で80%になるはずなのに、実際はもっと時間がかかる」と感じた場合は、まず本体・ケーブル・モバイルバッテリー・充電環境の4つを順番に確認してみてください。
なお、Apple公式が案内している「約30分」「約45分」「約1時間」は、一定の条件で行ったテストに基づく目安です。
実際の充電時間が多少前後すること自体は、すぐに異常を意味するものではありません。
Apple Watchの高速充電についてよくある質問
ここまで、Apple Watchの充電時間や、モバイルバッテリーで高速充電するための条件を紹介しました。
最後に、充電時間やモバイルバッテリー選びで気になりやすい疑問をまとめます。
Apple Watchを100%まで充電するには何分かかる?
Apple公式では、100%までの具体的な充電時間は案内されていません。
公式に示されているのは、主に「0%から80%まで」の充電時間です。
たとえば、Series 10以降は約30分、Series 7〜9やSE 3は約45分、Ultra・Ultra 2は約1時間が目安です。
そのため、「100%まで○分」と一律に計算することはできません。
また、実際の充電時間は、使用する電源や設定、充電開始時のバッテリー残量、使用状況、周囲の温度などによって変わります。
100%までの時間を知りたい場合は、0〜80%の公式値を目安にしながら、実際の充電時間には幅があると考えておきましょう。
Apple Watch Series 6以前でも高速充電できる?
Apple Watch Series 6以前は、高速充電に対応していません。
高速充電対応のケーブルやUSB-PD対応の電源を用意しても、Apple Watch本体が対応モデルでなければ高速充電にはなりません。
高速充電に対応しているのは、Series 7以降、SE 3、Ultra以降です。
SEについては、SE第1世代・第2世代は高速充電に対応していませんが、SE 3は対応しています。
自分のApple Watchの世代がわからない場合は、まずモデルを確認してから対応状況を判断しましょう。
USB-Cのモバイルバッテリーなら高速充電できる?
USB-Cポートが付いているだけでは、高速充電できるとは限りません。
Apple公式では、他社製の電源について、5W以上のUSB-PD対応USB-C電源を高速充電の条件として案内しています。
そのため、モバイルバッテリーを使う場合は、USB-Cに加えてUSB-PDに対応しているかも確認してください。
また、Apple公式の案内は「モバイルバッテリー」という製品カテゴリを名指ししたものではありません。
そのため、「USB-Cだから大丈夫」と判断するのではなく、Appleが案内する電源条件を満たしているかを確認するのが確実です。
Apple Watchは20Wのモバイルバッテリーで充電したほうが速い?
20Wだから、必ずそれ以上の出力より速く充電できるというわけではありません。
Apple公式の高速充電テストでは、20W USB-C電源アダプタが使用されています。
一方で、他社製の電源については、5W以上のUSB-PD対応USB-C電源が条件として案内されています。
また、30Wや45Wなど、より大きな最大出力に対応したモバイルバッテリーを選んでも、Apple Watchがその分だけ速く充電されるとは限りません。
Apple公式では、Apple Watchが高速充電時に実際に何Wで充電されるのかという数値は示されていません。
そのため、「何Wなら最速になる」と最大出力だけで判断するのではなく、USB-C・USB-PD・5W以上という条件を確認しましょう。
モバイルバッテリーで充電するときもApple純正ケーブルが必要?
Apple Watchを高速充電する場合は、高速充電に対応したケーブルが必要です。
Apple公式の高速充電の測定では、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブルが使用されています。
ただし、ここで重要なのは「Apple純正品であること」だけではありません。
高速充電に対応しているケーブルかどうかを確認することが大切です。
モバイルバッテリーを使う場合も、Apple Watch側の充電器が高速充電に対応しているか確認しておきましょう。
まとめ:Apple Watchの高速充電は3つの条件を確認しよう
Apple Watchの高速充電は、「何Wのモバイルバッテリーを選ぶか」だけで決まるものではありません。
まず、自分のApple Watchが高速充電に対応しているかを確認しましょう。
そのうえで、次の3つを確認してください。
- 高速充電に対応したApple Watch
- 高速充電に対応したケーブル
- 5W以上のUSB-PD対応USB-C電源
充電時間はモデルによって異なり、0%から80%までの目安は、Series 10以降で約30分、Series 7〜9やSE 3で約45分、Ultra 3以降で約45分、Ultra・Ultra 2で約1時間です。
ただし、これは一定の条件で行った高速充電の目安なので、実際の充電時間は使用状況や温度などによって変わります。
また、20W以上のモバイルバッテリーを選べば必ず速くなるわけではありません。
モバイルバッテリーを選ぶときは、最大出力の数字だけを見るのではなく、USB-CとUSB-PDに対応しているかを確認しましょう。
「自分のApple Watchは何分で充電できる?」と気になったら、まずはモデルを確認する。
「手持ちのモバイルバッテリーで充電できる?」と気になったら、USB-C・USB-PD・5W以上という条件を確認する。
この2つを押さえておけば、Apple Watchの高速充電について判断しやすくなります。

