Ankerのモバイルバッテリーを落としてしまい、「このまま使って大丈夫?」「見た目は無傷だけど、発火することはない?」と不安になっていませんか?
本体に傷はない。電源も入る。スマホへの充電もできる。
そんな状態だと、いつもどおり使っても問題なさそうに感じますよね。
しかし、見た目に異常がないことや、正常に動作することだけでは、安全とは判断できません。
落下による衝撃で内部が損傷していた場合、すぐに異常が現れず、時間が経ってから発熱や発火につながるおそれがあるためです。
この記事では、Ankerのモバイルバッテリーを落としたときに確認したいこと、使用や充電を中止すべき症状、見た目が無傷でも注意が必要な理由を解説します。
30cm程度の高さから落とした場合や、落としたあとも普通に充電できる場合についても、判断するときの注意点を整理します。
Ankerのモバイルバッテリーを落としたら使って大丈夫?
結論からいうと、落とした高さや外観、動作状況だけで、安全に使えるとは判断できません。
落としたからといって、すべてのモバイルバッテリーが必ず故障するわけではありません。
ただし、落下時の衝撃の強さや本体の状態によっては、内部の電池が損傷している可能性があります。
Ankerは、落下などによって大きな衝撃を与えた場合、直ちに使用を中止するよう案内しています。
まずは、次の3点を確認してください。
- 大きな衝撃を受けた場合は、使用を中止する
- 膨張・変形・破損・異常発熱などがある場合は、使用を中止する
- 外観に異常がなくても、安全だと自己判断できない場合は、使用せずAnkerのサポートに相談する
落とした直後に電源が入るかどうかを確かめるため、わざと使用や充電を続けることは避けましょう。
30cm程度の高さから落とした場合は大丈夫?
30cm程度の高さから落としただけでも、必ず安全だとはいえません。
一方で、高さだけを理由に、必ず内部が損傷していると断定することもできません。
実際の影響は、落下時の衝撃や本体の状態などによって異なるためです。
たとえば、机やベッドから床に落とした場合でも、落下した場所や当たり方によって受ける衝撃は変わります。
そのため、「30cmなら大丈夫」「1m未満なら問題ない」といった高さだけの基準で判断するのは避けてください。
大きな衝撃を受けた場合や、落下後に異常が見られる場合は、使用を中止することが大切です。
落としたあとも普通に充電できるなら大丈夫?
落としたあともスマホを充電できるからといって、安全だとは限りません。
外観に異常がなく、電源が入り、充電もできていたとしても、それだけで内部の状態まで確認できたことにはならないためです。
国民生活センターも、見た目に変化がなくても、落下の衝撃で内蔵電池が破損していた場合、時間が経ってから発火するおそれがあると注意喚起しています。
落下後に大きな衝撃を受けたと考えられる場合や、安全性を判断できない場合は、動作確認のために使い続けず、Ankerのサポートに相談しましょう。
落としたAnkerのモバイルバッテリーで確認したい危険なサイン
落下後に確認したいのは、本体に普段と違う変化がないかという点です。
ただし、危険なサインが見つからなかったとしても、それだけで安全が確認できるわけではありません。
次のような症状がある場合は、使用や充電を続けないでください。
1. 本体が膨張・変形している
本体が膨らんでいる、ケースが変形している、落とす前と比べて形が変わっている場合は注意が必要です。
膨張や変形が見られた場合は、使用を中止してください。
膨らんだ部分を押して元に戻そうとしたり、ケースを開けて内部を確認したりするのも避けましょう。
NITEは、膨張したリチウムイオン電池に強い力を加えたことで、異常発熱や出火につながった事故について注意を呼びかけています。
2. 本体が以前より熱く感じる
落とす前と比べて、本体が異常に熱くなっている場合も注意が必要です。
特に、使用していないときや充電していないときにも熱を持つなど、普段と違う変化がある場合は、使用を続けないでください。
異常に熱い本体を手で持ち続けたり、原因を確かめるために充電したりするのは避けましょう。
3. 異臭・発煙・液漏れがある
焦げたような異臭、煙、液漏れなどが見られる場合は、使用を中止してください。
発煙や異常な発熱が起きている場合は、本体を無理に移動させたり、分解したりしないでください。安全な距離を取り、危険が差し迫っている場合は119番に通報してください。
異臭や発煙がないからといって、内部に問題がないとは限りません。
4. 本体が破損している
落下によってケースに亀裂が入ったり、割れたりしている場合も注意が必要です。
外装の破損から内部の状態を正確に判断することはできません。
破損が確認できた場合は、使用を中止し、自分で修理しようとせずAnkerのサポートに相談しましょう。
5. 充電や給電の状態が以前と変わった
落下後に、次のような変化が起きていないかも確認してください。
- 充電できなくなった
- 充電や給電が途中で止まる
- 以前と比べて本体が異常に熱くなる
- 本体の動作が不安定になった
こうした症状がある場合は、無理に使用を続けないでください。
ただし、異常が見られないことだけで安全性が確認できるわけではありません。落下時に大きな衝撃を受けた場合は、動作に問題がなくても使用を中止し、サポートに相談することが大切です。
落としたAnkerのモバイルバッテリーでやってはいけないこと
落下後のモバイルバッテリーで避けたいのは、安全かどうかを確かめようとして、さらに使用や充電を続けることです。
特に、次の行為は避けてください。
異常がある状態で使い続けない
膨張・変形・破損・異常発熱・異臭・発煙などがある場合は、使用や充電を中止してください。
「あと1回だけスマホを充電したい」「まだ使えそうだからもったいない」と思うかもしれません。
しかし、異常がある状態で使い続けることは避けるべきです。
本体を分解・改造・修理しない
内部がどうなっているのか気になっても、自分で本体を分解しないでください。
Ankerは、火災や爆発、けがにつながるおそれがあるため、本製品を分解・改造・修理しないよう案内しています。
内部の状態を自分で確かめようとせず、メーカーのサポートに相談しましょう。
膨張した本体を押さない
本体が膨らんでいる場合、元の形に戻そうとして押したり、強い力を加えたりしないでください。
内部の電池に力が加わることで、かえって危険な状態になるおそれがあります。
無理に放電させようとしない
バッテリー残量をゼロにしようとして、スマホにつないだまま使い切ろうとすることも避けてください。
落下後に異常がある場合は、放電させるために使い続けるのではなく、使用を中止して相談することを優先しましょう。
モバイルバッテリーは見た目が無傷でも注意が必要な理由
なぜ、見た目に傷がないモバイルバッテリーでも注意が必要なのでしょうか。
その理由は、外側から確認できる状態と、内部の電池の状態が必ずしも一致するとは限らないためです。
落下の衝撃で内部が損傷することがある
モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池は、強い衝撃や圧力によって内部が損傷する場合があります。
NITEは、外部からの衝撃によって電池内部の絶縁部分が損傷し、内部短絡による異常発熱が起こる場合があると説明しています。
つまり、外側のケースに傷やへこみが見られなくても、内部まで無傷とは限りません。
だからこそ、落下後は見た目だけで安全性を判断しないことが大切です。
時間が経ってから発熱・発火する場合もある
落下直後に異常がなかったとしても、時間が経ってから問題が起こる可能性があります。
経済産業省は、強い衝撃や圧力によって損傷したリチウムイオン蓄電池について、時間が経ってから発熱・発火することもあると注意喚起しています。
国民生活センターも、見た目に変化がなくても、落下によって内蔵電池が破損していた場合、時間が経ってから発火するおそれがあると案内しています。
そのため、「落とした直後は普通だった」「その後も充電できた」という理由だけで、安全だと判断しないでください。
落としたAnkerのモバイルバッテリーはどうすればいい?
落下後の対処は、本体の状態によって異なります。
大きな衝撃を受けた場合や異常がある場合
使用や充電を中止してください。
本体に膨張・変形・破損・異常発熱などが見られる場合は、自分で修理したり、動作確認のために使い続けたりしないでください。
発煙や異常発熱がある場合は、無理に本体を扱わず、安全を確保してください。
見た目に異常がなく、判断に迷う場合
外観に異常がない場合でも、安全性を自己判断できないことがあります。
特に、落下時に強い衝撃を受けた場合や、落下後の状態に不安がある場合は、使用を再開する前にAnkerのカスタマーサポートへ相談しましょう。
相談するときは、次の情報を整理しておくと、状況を伝えやすくなります。
- 製品名と型番
- いつ、どのような場所に落としたか
- 落とした高さや、落ちたときの状況
- 落下後に気づいた症状
- 本体の膨張・変形・破損・発熱などの有無
ただし、危険な症状がある場合は、情報を集めるために本体を操作したり、使用したりする必要はありません。
落としたAnkerのモバイルバッテリーを処分したい場合
落下後に破損や膨張などの異常が見つかり、使用を中止した場合は、処分方法にも注意が必要です。
モバイルバッテリーは、一般ごみにそのまま出すのではなく、自治体やメーカーの案内に従って処分してください。
ただし、落下によって破損したものや、膨張・発熱などの異常があるものは、通常の回収方法で受け付けてもらえるとは限りません。
自己判断で回収ボックスに入れたり、通常のごみに出したりせず、自治体やメーカーに処分方法を確認しましょう。
Ankerのモバイルバッテリーの具体的な処分方法については、こちらの記事で解説しています。
「Ankerのモバイルバッテリーの処分方法はこちら」
Ankerのモバイルバッテリーを落としたときのまとめ
Ankerのモバイルバッテリーを落としたときは、落下した高さや見た目だけで、安全に使えるとは判断できません。
特に、大きな衝撃を受けた場合や、膨張・変形・破損・異常発熱などがある場合は、使用や充電を中止してください。
覚えておきたいポイントは次の4つです。
- 30cm程度の落下でも、高さだけで安全とは判断できない
- 電源が入り、充電できても、内部の損傷がないとは限らない
- 膨張・破損・異常発熱・異臭・発煙などがある場合は使用を中止する
- 判断に迷う場合は、無理に使用を再開せずAnkerのサポートに相談する
落下後に異常が見られない場合でも、強い衝撃を受けたときは油断しないことが大切です。
「まだ使えるか」だけではなく、「安全性を確認できているか」という視点で判断しましょう。

