Ankerのモバイルバッテリーを購入しようと思ったとき、「Ankerってどこの国のメーカー?」「中国製なの?」「中国製でも安全なの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、Ankerは中国発祥のグローバル企業です。
ただし、ここで注意したいのが「Ankerは中国の会社だから、モバイルバッテリーもすべて中国製」とは一概にいえないこと。
モバイルバッテリーの製造国は、製品ごとに確認する必要があります。
また、Ankerではモバイルバッテリーの安全性や品質管理に取り組んでいる一方、過去には一部製品でリコールや自主回収が行われた事例もあります。
「中国製だから危険」
「Ankerだから絶対に安心」
このように、製造国だけで安全性を判断するのは少し早いでしょう。
この記事では、Ankerモバイルバッテリーについて、
- Ankerはどこの国のメーカーなのか
- モバイルバッテリーの製造国はどこなのか
- どのような品質管理や安全対策が行われているのか
- 過去にどのようなリコール・自主回収があったのか
- 安全に使うために何を確認すればいいのか
を順番に解説します。
「Ankerのモバイルバッテリーを買って大丈夫?」と迷っている人は、購入前にチェックしておきましょう。
Ankerはどこの国のメーカー?中国発祥の企業
Ankerは、中国発祥のグローバル企業です。
「Anker」という名前から海外メーカーという印象を持っていても、どこの国の企業なのかまでは知らない人もいるでしょう。
さらに気になるのが、モバイルバッテリーの製造国です。
「中国のメーカーなら、製品もすべて中国製なの?」
実は、メーカーの本拠地と製品の製造国は別に考える必要があります。
ここでは、Ankerがどこの国の企業なのかを確認したうえで、日本で販売されている製品の製造国についても整理します。
Ankerは中国発祥のグローバル企業
Ankerは、中国発祥の企業です。
2011年に設立され、現在はモバイルバッテリーや充電器、イヤホンなど、さまざまな製品を世界で展開しています。
日本でもAnkerの製品は広く販売されているため、日本のメーカーだと思っていた人もいるかもしれません。
しかし、Ankerのルーツは中国にあります。
つまり、Ankerは日本メーカーではなく、中国発祥のグローバル企業と考えるのが正確です。
Ankerの本社は中国にある
Ankerの本社は中国・湖南省長沙市にあります。
一方、日本にはAnker Japanがあり、日本国内での販売やサポートなどを行っています。
そのため、日本でAnker製品を購入すると「日本企業の商品なのかな?」と感じることがあるかもしれません。
ですが、企業としてのAnkerのルーツやグローバル本社は中国です。
ここは、「日本で販売されている」ことと「日本のメーカーである」ことを分けて考えると分かりやすいでしょう。
日本で販売されているAnker製品は中国製が多い?
では、日本で販売されているAnkerのモバイルバッテリーは中国製なのでしょうか。
ここは注意が必要です。
「Ankerのモバイルバッテリーはすべて中国製」と一括りにはできません。
製品によって製造国が異なる可能性があるため、メーカーの本拠地だけを見て製造国まで判断することはできません。
「Ankerは中国企業だから、当然すべて中国製だろう」と考えてしまうと、少し話が違ってきます。
では、実際の製品はどこで作られているのでしょうか。
次の項目で、製造国を確認するときのポイントを見ていきましょう。
製品によって製造国は異なる
Ankerのモバイルバッテリーは、製品ごとに製造国を確認する必要があります。
そのため、「Anker=中国製」と考えるのではなく、購入したい製品ごとに製造国を確認するのがおすすめです。
また、製造国がどこなのかだけで、安全性や品質を判断することもできません。
重要なのは、どのような品質管理が行われているのか、どのような安全対策が施されているのかです。
では、Ankerのモバイルバッテリーは具体的にどこで製造されているのでしょうか。
次は、製造国を確認する方法について詳しく見ていきます。
Ankerモバイルバッテリーは中国製?製造国を確認する方法
Ankerが中国発祥の企業だと分かると、次に気になるのがモバイルバッテリーの製造国ではないでしょうか。
「Ankerなら全部中国製なの?」
「買う前に製造国を確認できる?」
この疑問については、製品ごとに確認する必要があります。
調査した範囲では、Ankerのモバイルバッテリーすべてについて、製造国を一覧で確認できる公式情報は確認できませんでした。
そのため、「Anker=中国製」と一律に判断するのではなく、購入する製品ごとに確認することが大切です。
モバイルバッテリーは製品ごとに製造国を確認する
Ankerのモバイルバッテリーは、製品によって製造国を確認する必要があります。
たとえば、製品ページやリコール情報などで型番を確認できても、そこに製造国まで記載されているとは限りません。
実際に調査したAnkerの製品情報でも、製造国について確認できない製品がありました。
そのため、
- Ankerは中国企業
- だからモバイルバッテリーもすべて中国製
という判断は避けたほうがいいでしょう。
「どこの国の会社か」と「どこで製造された製品か」は、別々に確認する必要があります。
製造国は本体やパッケージで確認する
購入する製品の製造国を確認したい場合は、まず実際の製品本体やパッケージに製造国の表示があるかを確認しましょう。
ただし、今回の調査では、Ankerがすべてのモバイルバッテリーについて「ここを見れば製造国が分かる」という統一された公式案内までは確認できていません。
そのため、表示が見つからない場合に、企業の本拠地だけを見て製造国を推測するのはおすすめできません。
確認できないものは、無理に「中国製」と決めつけない。
これが一番確実です。
商品ページや説明書で確認する
購入前なら、Ankerの公式商品ページや製品の説明書なども確認してみましょう。
ただし、こちらについてもすべての製品で製造国が確認できるとは限りません。
今回調査した製品情報でも、製造国の記載が確認できないケースがありました。
そのため、商品ページや説明書を見ても製造国が分からない場合は、販売元やメーカーに確認するのが確実です。
そして、もうひとつ覚えておきたいのが、製造国だけでモバイルバッテリーの安全性を判断しないことです。
大切なのは、製造国だけではありません。
どのような品質管理をしているのか。
どのような安全対策があるのか。
過去にリコールされた製品はないのか。
ここまで確認して、はじめて「安心して購入できるか」を判断できます。
では、Ankerでは実際にどのような品質管理や安全対策を行っているのでしょうか。
Ankerモバイルバッテリーは中国製でも安全?品質管理を調査
ここまで見てきたように、Ankerは中国発祥の企業です。
では、仮に中国で製造されたモバイルバッテリーだった場合、安全性は大丈夫なのでしょうか。
モバイルバッテリーは、スマートフォンなどに電力を供給する製品です。
だからこそ、価格や容量だけでなく、どのように品質を管理しているのかも気になりますよね。
Ankerでは、製品の設計・開発段階から製造、出荷後まで、複数の段階で品質を確認しています。
ここでは、Ankerが公表している品質管理の取り組みを見ていきましょう。
Ankerは製品の品質をどう管理している?
Ankerでは、製品の品質を確認するために、設計・開発、量産前、量産後の3段階で検証を行っています。
たとえば、製品の開発段階では、過充電や短絡に対する保護機能などを確認します。
さらに、容量や急速充電に関する性能だけでなく、温度や湿度、落下、振動などを想定した試験も行われています。
モバイルバッテリーは、毎回同じ環境で使われるわけではありません。
カバンの中に入れて持ち歩くこともあります。
うっかり落としてしまうこともありますよね。
だからこそ、こうした使用環境を想定した検証が重要になります。
また、充電を繰り返したときの耐久性や、各種規制への適合についても確認されています。
さらに、製品の筐体にはUL94に適合する難燃性素材が使用されています。
ただ「安全です」と言うだけではなく、複数の項目から製品を確認している点は、購入時にチェックしておきたいポイントです。
バッテリーセルや製造工場を管理している
モバイルバッテリーの品質を考えるとき、完成した製品だけを見ればいいわけではありません。
中に使われるバッテリーセルや、製造を担うサプライヤーの管理も重要です。
Ankerでは、サプライヤーの選定基準を設け、品質基準を満たさないサプライヤーについては契約を終了するなど、管理を強化しています。
さらに、2025年以降はサプライヤー管理の仕組みを強化しています。
製造工程についても、セルから完成品、出荷までの情報を管理できる仕組みを導入しています。
モバイルバッテリーは、完成品だけを見て安全性を判断するのではなく、どのような部品を使い、どのような工程で製造されるのかまで考える必要があります。
その意味でも、サプライヤーや製造工程まで管理する取り組みは、品質を考えるうえで重要です。
中国本社に安全性を検証するラボを設置
Ankerでは、中国にある本社に安全性を検証するためのラボを設置しています。
このラボは2025年末に設置されたもので、製品の安全性や信頼性を検証する体制の強化につながっています。
さらに、製品を継続的に検証するORT(継続信頼性試験)も強化されています。
つまり、製品を作って終わりではありません。
継続して製品の信頼性を確認する体制を整えているということです。
「中国の会社だから安全性が心配」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、少なくとも品質管理については、こうした検証体制が公開されています。
製造後も製品の品質を確認している
Ankerの品質管理は、製造前のチェックだけで終わりません。
製造後にも、製品の品質や信頼性を確認するための取り組みが行われています。
設計・開発段階で安全性を確認し、量産前に検証し、さらに製造後も確認する。
このように複数の段階でチェックする仕組みがあることで、製品の品質を維持することにつながります。
もちろん、どれだけ品質管理を行っていても、製品に不具合が発生する可能性を完全になくすことはできません。
実際、Ankerでは過去に一部のモバイルバッテリーでリコールや自主回収が行われています。
では、実際にどのような製品が対象になったのでしょうか。
次は、Ankerモバイルバッテリーのリコール・自主回収事例を確認します。
Ankerモバイルバッテリーの安全性は大丈夫?
ここまで、Ankerが中国発祥の企業であることや、品質管理の取り組みについて紹介しました。
では、実際にモバイルバッテリーを使ううえで気になる安全性はどうでしょうか。
Ankerのモバイルバッテリーには、製品ごとにさまざまな安全機能が搭載されています。
ただし、すべての製品に同じ機能が搭載されているわけではありません。
ここでは、調査で確認できた安全機能と、日本で販売するうえで関係するPSEについて整理します。
過充電や過放電などを防ぐ安全機能
モバイルバッテリーでは、充電や放電を適切に管理することが重要です。
Ankerの一部製品には、過充電や過放電、過電圧、短絡、異常な温度などを防ぐための保護機能が搭載されています。
たとえば、Anker Primeシリーズでは、バッテリー管理システム(BMS)によって、過電圧や過充電、過放電、過熱、高温・低温などに対する保護機能が設けられています。
また、製品によっては温度を監視・制御する機能や、短絡を防ぐ機能なども搭載されています。
モバイルバッテリーは、ただ電気を蓄えているだけの製品ではありません。
充電や放電の状態を適切に管理する仕組みが必要です。
そのため、こうした保護機能が搭載されているかどうかは、安全性を確認するうえでチェックしておきたいポイントです。
発熱や発火のリスクに対する対策
リチウムイオン電池を使用するモバイルバッテリーでは、異常な発熱や発火などのリスクにも注意が必要です。
Ankerでは、製品の安全性を確認するため、温度や湿度、落下、振動などを想定した試験が行われています。
また、製品によっては温度を監視・管理する機能も搭載されています。
さらに、製品の筐体にはUL94に適合する難燃性素材が使用されています。
こうした対策を見ると、「中国製だから危険」と製造国だけで判断するのは適切ではないことが分かります。
ただし、ここで大切なのは、安全機能があるから絶対に事故が起こらないわけではないということです。
実際にAnkerでは、過去に一部のモバイルバッテリーでリコールや自主回収が行われています。
そのため、購入後も製品の状態を確認しながら使用することが大切です。
日本で販売されるモバイルバッテリーにはPSEが必要
日本でモバイルバッテリーを販売する場合、電気用品安全法に基づく規制があります。
モバイルバッテリーなどの携帯用リチウムイオン蓄電池は、2018年2月1日から電気用品安全法の規制対象となりました。
そして、2019年2月1日以降は、技術基準への適合確認などを行い、PSEマークが付いていない対象製品を販売することができません。
対象となるモバイルバッテリーには、PSEマークのほか、メーカーや輸入事業者の名称、定格電圧や定格容量などの表示が必要です。
Anker Japanも、規制対象となる製品にはPSEマークを表示していると案内しています。
モバイルバッテリーを購入するときは、価格や容量だけを見るのではなく、PSEマークの有無も確認しておくと安心です。
製品ごとに搭載されている安全機能は異なる
ここで注意したいのが、Ankerのすべてのモバイルバッテリーに同じ安全機能が搭載されているわけではないという点です。
たとえば、ある製品には温度監視機能が搭載されていても、別の製品に同じ機能があるとは限りません。
そのため、「Ankerのモバイルバッテリーだから、この機能も付いているだろう」と考えるのは避けましょう。
購入するときは、検討している製品の商品ページや説明書で、搭載されている保護機能を確認するのがおすすめです。
そして、安全性を考えるなら、もうひとつ確認しておきたいことがあります。
過去にリコールや自主回収の対象になっていないかです。
どれだけ安全対策が施された製品でも、過去の回収事例を知っておけば、購入前や使用中のチェックに役立ちます。
次は、Ankerで実際に行われたリコール・自主回収事例を見ていきましょう。
Ankerモバイルバッテリーのリコール・自主回収事例
Ankerのモバイルバッテリーについて調べるなら、過去のリコール・自主回収も確認しておきましょう。
Ankerでは、過去に複数のモバイルバッテリーで回収・交換・返金などの対応を行っています。
「Ankerなら大丈夫」と決めつけるのではなく、自分が持っている製品が対象になっていないか確認することが大切です。
Anker 535 Power Bankのリコール
Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000・型番A1366)は、2023年2月7日にリコールが発表されました。
対象となったのは、2022年11月17日から2023年1月12日までに販売された製品です。
海外で本製品が発火する事象が発生したことを受けて調査した結果、製品固有の設計に起因する不備が確認されました。
対象製品は回収・返金の対応となり、対象台数は3,627台です。
対象製品を確認するときは、製品名だけでなく型番まで確認しましょう。
Anker 334 MagGo Batteryのリコール
Anker 334 MagGo Battery(PowerCore 10000・型番A1642)も、リコールの対象となっています。
2024年9月17日に発表され、その後2025年6月26日に対象期間の拡大と型番の追加が行われています。
対象となった製品では、国外で発火する事象が報告されました。
調査の結果、製造過程の不備や、セル製造サプライヤーによる不適切な部材の使用が確認されています。
対象製品については、回収・交換の対応が行われています。
Anker Power Bank 20000mAhのリコール
Anker Power Bank(20000mAh・22.5W・USB-Cケーブル内蔵・型番A1647)も回収の対象となっています。
2024年9月17日に発表され、2025年6月26日に対象範囲が拡大されています。
対象となった製品の販売期間は、2024年1月12日から2024年9月17日までです。
こちらも、製造過程の不備やサプライヤーによる不適切な部材の使用が原因として確認されています。
対象製品については、回収・交換の対応が行われています。
Anker PowerCore 10000のリコール
Anker PowerCore 10000(型番A1263)では、2025年10月21日にリコールが発表されています。
対象製品の販売期間は、2022年12月25日から2025年10月21日までです。
国内で発火する事象が発生したことを受けて調査した結果、セル製造を委託しているサプライヤーの製造工程で、特定時期に異物が混入している可能性があることが判明しました。
そのため、使用に伴って電池セルの内部短絡が発生する可能性があるとされています。
対象台数は410,124台です。
対象製品については、回収・交換の対応が行われています。
Anker公式サイトやMETIで対象製品を確認する
ここまで紹介したように、Ankerでは複数のモバイルバッテリーでリコール・自主回収が行われています。
ただし、だからといって「Ankerのモバイルバッテリーはすべて危険」と判断するのは適切ではありません。
重要なのは、自分が持っている製品が対象になっていないかを確認することです。
確認するときは、次の4点をチェックしましょう。
- 製品名
- 型番
- 購入・販売時期
- リコール対象の条件
Ankerでは現在も製品回収情報を掲載しています。
また、経済産業省のリコール情報からも対象製品を確認できます。
もし対象製品だった場合は、そのまま使い続けず、メーカーが案内している回収や交換などの対応を確認してください。
また、リコール対象ではなくても、本体の膨張や異常な発熱、異臭、発煙などがある場合は使用を中止しましょう。
「まだ使えるから大丈夫」ではなく、異常を感じたら使わない。
モバイルバッテリーだからこそ、この判断が大切です。
次は、リコール対象製品でなくても、普段から安全に使うために注意したいポイントを紹介します。
Ankerモバイルバッテリーを安全に使うための注意点
Ankerのモバイルバッテリーを安全に使うためには、普段から製品の状態や使用環境を確認することが大切です。
特に注意したいのが、本体の膨張や異常な発熱、異臭、破損、水濡れなどです。
「まだ使えるから大丈夫」と、そのまま使い続けるのは避けましょう。
ここでは、Ankerの公式取扱説明書などで確認できる注意点をもとに、安全に使うためのポイントを紹介します。
本体が膨張したら使用を中止する
モバイルバッテリー本体が膨張している場合は、直ちに使用を中止してください。
膨張は、バッテリーに異常が起きている可能性があるサインです。
無理に充電したり、押したり、分解したりするのは避けましょう。
また、本体の膨張だけでなく、充電時間が以前より長くなった、バッテリー残量の減りが早くなった、接続した機器への給電が遅くなったなどの変化にも注意が必要です。
「前はこんな状態じゃなかったな」と感じたら、使用を続けないことをおすすめします。
異常な発熱やにおいがある場合は使用しない
使用中にいつもより熱い、異臭がする、発煙している、液漏れしているなどの異常があった場合も、直ちに使用を中止しましょう。
特に、以前より本体が熱く感じるようになった場合は注意が必要です。
異常がある状態で充電を続けると、発熱や発火などにつながる可能性があります。
「ちょっと熱いだけ」と考えず、異常を感じた時点で使用を止めることが大切です。
落下や水濡れなどで破損した場合は使用しない
モバイルバッテリーを落としたり、強い衝撃を与えたりして本体が破損した場合は、使用を続けないようにしましょう。
水濡れした場合も同様です。
外側に大きな傷がないように見えても、内部にダメージが生じている可能性があります。
また、充電・給電するポートに水やほこりなどの異物が入っている場合も、そのまま使用するのは避けてください。
モバイルバッテリーは精密な電気製品です。
「普通に充電できるから問題ない」と自己判断せず、破損や水濡れがあった場合は使用を中止しましょう。
高温になる場所や直射日光を避ける
モバイルバッテリーは、直射日光が当たる場所や炎天下の車内、火気の近くなどで使用・保管しないようにしましょう。
高温になる環境では、バッテリーに負担がかかります。
また、湿気の多い場所や水気のある場所も避けてください。
動作温度は製品によって異なります。
たとえば、製品によって-10℃〜40℃、0℃〜35℃などの違いがあります。
そのため、「モバイルバッテリーは全部この温度なら大丈夫」と考えるのではなく、使用している製品の説明書で動作温度を確認しましょう。
充電中に異常があればすぐに中止する
充電中に本体が異常に熱くなったり、異臭や異音がしたり、煙が出たりした場合は、すぐに充電を中止してください。
充電時間が以前より長くなった場合や、正常に充電できなくなった場合も注意が必要です。
異常がある状態で充電を続けると、発熱・破裂・発火につながる可能性があります。
充電できているからといって、無理に使い続ける必要はありません。
少しでも異常を感じたら、まず使用を止める。
これが安全に使うための基本です。
廃棄するときは自治体のルールに従う
モバイルバッテリーを処分するときは、一般ごみとして勝手に捨てないようにしましょう。
モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使われているため、廃棄方法は自治体のルールを確認する必要があります。
特に、膨張や破損などの異常がある製品は、通常の回収方法とは異なる場合があります。
処分する前に、住んでいる地域の自治体が案内している廃棄方法を確認してください。
購入したときだけではなく、使い終わったときまで安全に扱うことが、モバイルバッテリーを長く安心して使うためのポイントです。
ここまで確認してきたように、Ankerでは安全機能や品質管理の仕組みが整えられています。
一方で、過去には一部製品でリコールや自主回収も行われています。
だからこそ、メーカー任せにするのではなく、使用者自身も製品の状態を確認することが大切です。
では、こうした安全性や品質管理、リコールの実績を踏まえると、Ankerのモバイルバッテリーはどんな人に向いているのでしょうか。
次は、Ankerモバイルバッテリーがおすすめできる人について整理します。
Ankerモバイルバッテリーはどんな人におすすめ?
Ankerのモバイルバッテリーは、どんな人にも無条件でおすすめできる製品というわけではありません。
これまで見てきたように、Ankerでは品質検証やサプライヤー管理、安全機能の搭載などに取り組んでいます。
一方で、過去には一部製品でリコール・自主回収も行われています。
だからこそ、安全性だけでなく、用途や保証、購入先まで含めて選ぶことが大切です。
安全性や品質管理を重視する人
Ankerは、モバイルバッテリーについて設計・開発、量産前、量産後の3段階で品質を検証しています。
過充電や短絡保護回路の確認、容量や急速充電性能のテストに加えて、温度変化や高湿度、落下、振動などを想定した試験も行っています。
また、サプライヤーの管理や、製品の信頼性を確認するための体制も整えています。
そのため、モバイルバッテリーを選ぶときに、価格や容量だけでなく品質管理まで確認したい人には候補にしやすいでしょう。
ただし、過去にリコールされた製品があることも事実です。
「Ankerだから絶対に大丈夫」と考えるのではなく、購入する製品の型番や安全機能まで確認することをおすすめします。
用途に合ったモバイルバッテリーを選びたい人
モバイルバッテリーは、容量が大きければ大きいほどいいわけではありません。
スマートフォンを外出先で少し充電したい人と、旅行や出張で何度も充電したい人では、必要な容量も使いやすさも変わります。
Ankerには複数のモバイルバッテリーがあるため、自分がどのように使うのかを考えて選ぶことが大切です。
たとえば、普段の持ち歩きが中心なら、容量だけでなくサイズや重量も確認しておきましょう。
一方、長時間の外出で使うなら、必要な容量や出力を確認する必要があります。
また、安全機能についても製品によって違いがあります。
「Ankerなら全部同じ機能が付いている」と考えず、検討している製品の商品ページで確認しましょう。
保証やサポートも重視したい人
モバイルバッテリーを長く使いたいなら、購入後の保証やサポートも確認しておきたいポイントです。
Anker Japanでは、通常の保証期間を注文日から18か月としています。
さらに、Anker Japan公式オンラインストアの会員は保証期間が自動延長され、24か月となります。
整備済み品については、180日間の保証が設定されています。
また、日本国内の問い合わせ窓口や修理センターも用意されています。
モバイルバッテリーは、購入して終わりではありません。
万が一、不具合が起きたときに相談できる窓口があるかどうかも、購入先を選ぶうえで大切です。
購入前に販売元や製品情報を確認できる人
Ankerのモバイルバッテリーを選ぶなら、購入前に製品情報や販売元を確認する習慣がある人にも向いています。
確認しておきたいのは、次のような項目です。
- 製品名・型番
- 容量や出力
- 搭載されている安全機能
- PSEマークの有無
- 保証内容
- 過去のリコール対象ではないか
特にリコールについては、購入後も定期的に確認しておくと安心です。
Anker Japanでは製品回収情報を公開しています。
また、購入先についても、どこから購入した製品なのかを確認しておきましょう。
安さだけで選ぶのではなく、製品情報・保証・サポートまで含めて納得して購入したい人なら、Ankerのモバイルバッテリーを選択肢に入れやすいでしょう。
ここまで見てきたように、Ankerは中国発祥の企業ですが、製造国だけで安全性を判断することはできません。
品質管理、安全機能、PSE、リコール情報、保証まで確認したうえで、自分の用途に合った製品を選ぶことが大切です。
では最後に、Ankerモバイルバッテリーは結局どこの国の製品なのか、この記事のポイントをまとめます。
Ankerモバイルバッテリーはどこの国?まとめ
Ankerは中国発祥のグローバル企業です。
本社は中国・湖南省長沙市にあります。
ただし、ここで注意したいのが、「Ankerは中国企業」だからといって、すべてのモバイルバッテリーが中国製とは限らないことです。
モバイルバッテリーの製造国は製品ごとに確認する必要があり、今回調査した範囲では、Ankerのすべてのモバイルバッテリーについて製造国を一覧で確認できる公式情報は確認できませんでした。
また、Ankerでは設計・開発から量産前、製造後まで品質を確認する取り組みが行われています。
製品によっては、過充電や過放電、過電圧、短絡、温度異常などに対する保護機能も搭載されています。
日本で販売される対象のモバイルバッテリーにはPSEに関する規制もあるため、購入時にはPSEマークの有無も確認しておきたいところです。
一方で、過去にはAnker 535 Power BankやAnker 334 MagGo Battery、Anker PowerCore 10000などでリコール・自主回収が行われています。
そのため、
- 製品名・型番を確認する
- 安全機能を確認する
- PSEマークを確認する
- リコール対象になっていないか確認する
- 保証やサポート内容を確認する
といったポイントを購入前にチェックすることが大切です。
結局のところ、「中国製だから危険」「Ankerだから絶対に安全」と製造国だけで判断するのは適切ではありません。
メーカーの品質管理や製品ごとの安全機能、リコール情報まで確認して、自分の用途に合った製品を選びましょう。
もしすでにAnkerのモバイルバッテリーを持っているなら、まずは本体の型番を確認して、現在リコール対象になっていないかチェックしてみてください。

